誇り
週末の深夜のこと。
帰宅途中に携帯電話が鳴る。学生時代の後輩からだ。
「今、Dukesにいるから早く来て」
横浜のかつてよく通ったバーからだ。
電話をくれたYは岐阜に戻り教職に就き結婚までしたはず。
タクシーで駆けつけると店の前で懐かしい面々が俺を待っていた。
後輩たちは俺の顔を見るなり抱きついてきた。
どうやら今夜はお別れ会らしい。
大学院に進んだTsの就職が決まり、
そのお別れ会のために地方に散った奴らも集合したようだ。
当然、Yらに今夜の宿など無い。
朝まで派手に歌って飲むことになった。
Toは業界内で大手に移籍した。
Kaは警察官。
Aは大手企業の営業。
Keは足を洗ったのか臨時採用だが教職に就き、おなかの大きい奥さんまで連れてきていた。
2コ下の後輩とは言え、今やもう立派な社会人だ。
俺なんかよりよっぽどしっかりしていた。
何だか虚しささえ感じてしまった。
でも…
楽しかった。時間を忘れた。
こんなのは何年ぶりだろう。
自分たちの夢を語り合っていたあの頃が走馬燈のように脳裏を巡った。
正直、今の自分には誇りも糞もない。
恥ずかしい限りだ。
もし何か一つ挙げることがあるとすれば、それは、
こんな俺に声をかけてくれる、大切な後輩がいることだ。

4 Comments:
そんな気持ちになることもあるけど、人間は前に進めてないと思ってるときが実は一番成長してるときなんだってさ!
なるほど。いい捉え方だ。
ゆきえは優しいね。
え~私の知っている方々かしらねぇ??私たちの中に岐阜県民排他覚えが無いから学校の仲間かしらん。Dukes懐かしいね。今はどこにあるのかも忘れちゃった。あの狭い道をあるいてれば見つかるかしら。。こないだ、恵比寿の店に行ってみたよ。結構おいしい素材ばかりで満足でした。店までたどり着かなくて。。。。駐車場のあんなとこに入り口があるなんて。
おーみんな元気だったの?
この前久々にたーり○からメールが来て、
つ○が北海道に移住するってのは聞いたんだけどさ。
後輩だけじゃないよー。
たけしっくには、けっこういい仲間がいるんだぞ。
知らないの?ちぇ。
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