唯一無二
オーバーホールとガス注入口の修理のため、ダンヒルに預けていたライターが治ってきました。
担当のM氏の話だと、物が古いだけに当時のパーツが揃わず、数箇所は現行のもので補ったとのこと。
少し悔しそうにしていたのがなんとも嬉しいではありませんか。職人気質を感じました。
オーバーホールの価格だけでここまでしていただき、むしろ感謝しています。
以前、一生モノが2つある話をしました。このライターとカフスボタンがそうなんですが、実はもう1つ一僕には生モノと呼べる大切な物があります。
それは手帳です。
使いだしたのは、今から10年ほど前、学生の頃です。
それまで使っていたシステム手帳がヘタれてしまったので、買い替えようか迷っていました。どうせなら社会に出てからも使い続けられる、それなりの物がいいかなと思っていました。いくつかショップを回ったのですが、手帳って結構いい値段するんですよね。
そこで思い切って…
作りました。そう、自分製です。
しかし、これがまた結構大変な作業でした。何日間研究室にこもったかな?
皮を縫い合わせるのは太めの凧糸。さらにその糸には蝋を塗ります。糸に蝋を塗ることによって、一度皮を通った糸は逆戻りしなくなります。皮の縫合用に既に蝋を含ませた糸も売っていますが、なぜかこの時は無駄に自分でやってしまいました。
そんなこんなでできたのが自分製の手帳です。縫い目はベゴベゴだし、変なデザインだし、売っている製品と比べたらひどいもんです…。
でも、やっぱり世界に一つしかない手帳ですからね。
ちなみに他人がどんなにいい手帳を持っていてもうらやましいと思ったことはありません。

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